1. 資本主義は「勝つもの」がいれば、「負けるもの」がいるゼロサムゲームである。
    この勝ち負けの振れ幅が大きいほど「どかんと儲ける」チャンスも「奈落に落ちこむ」リスクも増える。
    だから、資本主義者たちは「振れ幅」をどうふやすかに腐心する。
    シーソーと同じである。
    ある一点に荷重をかければ、反対側は跳ね上がる。
    どこでもいいのである。ある一点に金が集まるように仕向ける。
    「金が集まるところ」に人々は群がり、さらに金が集まる。
    集まった金をがさっと熊手で浚って、「仕掛けたやつ」は逃げ出す。
    あとには「そこにゆけば金が儲かる」と思って群がってきた人間たちの呆け顔が残される。
    その繰り返しである。